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12月8日、11時半から約2時間にわたり、カウンセリングルームにてグループセラピーが行われました。当クリニックでは初めて行われましたが、参加者全員が自分の感じていること、検査をしてからの自分の状況について話し、「自分がHIVに感染していることを友人やまわりの人に言うべきかどうか」など、参加者同士、自分の経験をもとに意見を言い合いました。今回は、参加者が安心して話せるようにと、HIV陽性の人のみに参加して頂きました。

尚、私は残念ながらスワヒリ語がわからないので、下記に掲載した以外にもスワヒリ語で話されていたのですが、訳すことが出来なかったので一部しか掲載できませんでしたがご了承頂ければと思います。

【参加者】

患者(以下【患】表記):女性4名(20代―30代)、男性5名(20代―40代)
スタッフ(以下【ス】表記):カウンセラー2名

【ス】:今日のこのセッションは、ここの利用者でHIV陽性の方が集まっています。考えや気持ちをシェアするために開かれました。はじめに、だれかお祈りをしてくれる方お願いできませんか。

患:(この会を開かれたことに対する感謝、神様に見守られていることへの感謝などについてお祈りする)

【ス】:それでは、みんなで名前を紹介しましょう。

患:(各自順番に名前を言う)

【ス】:まず、このセッションに対して、どんなことを期待・予想して来られましたか。

患@:私は、次のようなことを期待してここに来ました。どのようにしてこれからHIVに対する治療を受けるのか、どのようにして社会保障を受けられるかなどです。まず、私自身の状況についてお話したいと思います。私は普段農業をやっていたのですが、体調が悪くなって病院へ行きました。医師は、結核とHIVどちらも疑っていました。病院へはじめに行き、それからこちらに来ました。私と妻は一緒に検査を受け、私は陽性で妻は陰性でした・・・。妻は隣人に私が陽性であることを話してしまいました。抗HIV薬を始めてからはどんどん体調がよくなり、今はよい状態を保っています。

【ス】:途中に失礼します。お話してくださってありがとうございます。みなさん、ここで話されていることは外では話されないで下さい。もしこのクリニックの外でお互いに遭遇しても、挨拶などしてもちろんよいのですが、病気の状態についてなど、話されないようにしてくださいね。秘密を守ってくれるようお願いします。

患男A:私はこの病気を怖いとは思っていません。
B 『はじめてのグループセラピー』
 小川 美農里さん(看護学生):2007年12月 


ボランティア行ってきました!