(体重計と身長計は梶田和子さんとそのご家族から寄付して頂きました。)
そして6月18日に診療所に駐車場に食料が到着し、
スタッフ総出で診療所内に運びいれました。
届いた食料には三つの種類があり、
年齢や、妊娠しているか、そうでないかによって
配給される種類も変わってきます。
とうもろこし、大豆、砂糖、油、
そしてビタミンやミネラル等からできた粉上のもので
300グラムごとに袋に小分けされています。
「First Food(写真緑)」は生後6ヶ月から10歳までの子供用。
「Foundation Plus」(写真赤)は11歳以上の子供と成人用。
「Advantage」(写真青)は妊婦さんと産後6ヶ月までの患者用といった具合です
食べ物を患者さんに直接わたすナースは
調理法や注意事項を丁寧に説明し、
患者さんがちゃんと理解して初めて食料が配給されます。
現在、診療所には約5kgの食料袋が100袋以上備蓄されています。
この2ヶ月間のボランティア期間を終え強く感じたことは
レインやユニスは決して自分から遠い世界の人間ではないということ。
肌の色は違う。文化も違う。使用言語も違い、言葉の壁もある。
けれど、私のつたないスワヒリ語で
「ハバリヤコ?(お元気ですか)」と話しかけると
笑顔で「ムズリ・サーナ(元気ですよ」と返してくれる。
この一言と握手、そして笑顔だけで、
遠い世界と思っていた人たちと私の間にあった距離が、
不思議とぐんと縮まっていくのです。
チャイドク診療所は
私に看護師として必要なHIV/AIDSの知識だけではなく、
人間の温かさ、同じ地球に生きる人間として
助け合っていくことの大切さを教えてくれました。
レインやユニスが笑顔で生きていけるように、
もうこれ以上新しいレインやユニスを生まないためにも
私は私にできることでチャイルドドクターを応援していくつもりです。
これからもチャイルドドクターの応援宜しくお願い致します。 文:北畠さおり
C 『300gの食料〜レインとユニスに届けるために〜』
北畠 さおりさん(看護学生):2007年6月〜7月
ボランティア行ってきました!