(写真:コミュニティの人たちが集まって、自分達の問題がなんであるのか、話し合い、大きな黒板の上に書き出す。衛生状況や介助なしの自宅分娩、予防接種。問題は山積みですが、解決の一歩です)
「人に助けてもらうだけでは、真の健康は得られない。自分達の力で、自分達の生活を改善し、健康を守っていく」そんな気持ちがなければ、いつまで経っても、真の継続的な幸せは得られません。
当団体では、日本の外務省の助成金「日本NGO連携無償資金協力」により、コミュニティヘルス事業を開始しました。これまで、当団体が支援を行ってきたミツンバスラムとシティコットン・ウペンドスラムにおいて、住民が自分達の問題を自分達で理解し、自分達で解決策を考えることができるように、コミュニティワーカーや、村の主要人材(チーフ、女性リーダー、若者リーダー、宗教リーダーなど)で構成される健康委員会の育成を行うことにより、病気にならないような予防・健康促進活動を繰り広げます。これらの活動は、公衆衛生省と二人三脚で行っています。
ケニアが2030年までに目指す開発目標「Vision 2030」やミレニアム開発目標。この小さなコミュニティの中で行われる健康改善の波が、少しでもこれらの目標に貢献できることを願っています。
『コミュニティーヘルス事業』